[ロイター] - 欧州連合(EU)高官は26日、EU離脱を決めた英国は「深刻な政治危機」にあるため、欧州の指導者らは正式な離脱協議を開始するまで英国に一定の猶予を与える必要があるとの考えを示しました。

28日にブリュッセルで開かれるEU首脳会議を前に記者向けにブリーフィングを行いました。首脳会議の場ではキャメロン英首相が国民投票結果について説明する見込みです。
EU高官は、キャメロン首相がEUからの離脱方針を正式に通知することはないとみており、英国が国内の状況をまとめるのに一定の時間が必要であることを理解しているとしました。
「われわれEU27カ国はこのプロセス(英離脱手続き)に速やかに入る準備ができており、早期の(英からの)通知を期待している」と説明しました。「しかし、国民投票の結果、現時点で英国がかなり顕著な危機に直面していることは誰もが理解している」と述べました。
その上で、「これは非常に重大な英国の政治危機であり、28日にEU条約50条に基づく正式な(離脱)手続きが始まると見込むのはあまり現実的なオプションではない」としました。
英国を除くEU27カ国は翌29日午前、キャメロン首相抜きで初めて英離脱の手順について協議する予定となっています。
EU高官は、50条が発動されるまで将来の通商関係について英国と交渉はしないと強調しました。「通知なくして交渉なし」と述べました。
