議会がジョンソン首相の意向に反する動きに出たのは、首相率いる与党・保守党が圧勝した昨年12月の総選挙以降で初めてです。
EU離脱関連法案は今月9日に下院を通過しており、上院で審議が行われています。保守党は上院で過半数を占めていないものの、法案通過が阻止される可能性は低いです。ただ、上院は複数の修正を求めています。
可決された修正案は、ブレグジット(EU離脱)後も要件を満たしているEU出身者が、申請しなくとも自動的に在留資格を得ることを可能にする内容となっています。親EU派の自由民主党が提出していました。
また、EU出身者に物理的な在留資格認定証明書を付与することを政府に義務付けています。政府はこれまで、パスポートにリンクする「安全なデジタル証明」を付与する方針を示していました。
欧州議会で英離脱問題の責任者を務めるフェルホフスタット議員は前週、イギリスがEU市民に物理的な証明書を付与する可能性を検討しているとの話を英政府から聞いたと述べましたが、ジョンソン氏の報道官はそのような計画は承知していないとコメントしていました。
