(写真:THX/TTXVN)

下院では先月末、メイ氏が昨年11月にEUとの間で合意した離脱協定案の修正を求める案が可決されていました。メイ氏はEUと再交渉して協定案を修正し、27日に下院で採決にかける予定でしたが、再交渉は進展していません。

英国のPA通信とロイター通信によりますと、同氏は24日、エジプト・シャルムエルシェイクでのEU・アラブ連盟首脳会議へ向かう機内での会見で、26日にはブリュッセルへ出向いてEU側との交渉を続けるため、今週の採決は延期することになると述べました。そのうえで「3月12日までには採決を実施する」と明言しました。

これに対し、英野党・労働党からはメイ氏を「無責任極まりない」「自分の案か『合意なき離脱』かの選択を議員に迫っている」と非難する声が上がりました。

EU基本条約に基づく離脱期限が3月29日に迫るなか、メイ氏がEUと英国内の双方から承認を得られず、合意なき離脱が現実となる可能性は高まっています。

しかしメイ氏は、期限までに合意成立のうえで離脱することは可能だと改めて主張し、「我々はそのために努力しているのだ」と述べました。

英下院ではEU離脱をめぐり、労働党8人、与党・保守党3人の議員がそれぞれ離党して新たなグループを結成しました。23日にはメイ政権の閣僚3人が英紙デイリー・メールへの寄稿で、合意なき離脱を回避するために離脱を延期するべきだと訴えました。労働党のブラウン元首相も、24日付の英紙サンデー・ミラーで離脱延期を主張しました。