![]() |
ハント外相は、否決されればブレグジット(英のEU離脱)自体が撤回される事態になりかねないと訴え、与党・保守党の欧州懐疑派などに支持を求めています。
ただ同党欧州懐疑派や政権に閣外協力している北アイルランドのDUP=民主統一党幹部らは、このままなら否決とメイ氏の政治的敗北は必至だと冷ややかな見方をしています。
メイ氏は12日の採決に向け、EUに最後の譲歩を促す交渉を行っているがまだ何の成果も出していません。議会は離脱修正案を否決すれば、メイ氏に対して29日に予定されているブレグジットの期日延期をEUに要請するよう迫る見通しです。一部では、そうなると2016年の国民投票で決めたEU離脱方針が覆される事態になってもおかしくないとの声が出ています。
ハント氏もBBCに出演し「ブレグジットを止めようとする人々の動きが広がっているので、29日かそのすぐ後にEUを離脱する機会をしっかりつかみ取ることが重要だ。われわれは非常に危険な水域にある」と語り、ブレグジット実現に関する危機感をあらわにしました。
政府はこれまで、ブレグジット撤回リスクを強調して欧州懐疑派にメイ氏の離脱案に賛成するよう働きかけてきました。ブレグジット撤回を図る人々はまずメイ氏の離脱案を葬り去り、次に離脱期日延長にこぎ着け、その後2回目の国民投票を実施するという理屈です。

