イギリスとEUは10月までの合意を目指していますが、交渉は難航しています。

この中で総裁は、決裂のシナリオが「起きる公算は比較的小さいですが、それでも可能性の一つだ」と指摘しました。

交渉が決裂に終わった場合、イギリス経済が「惨事」に見舞われるかとの問いには「極めて好ましくない(事態だ)」と明言しました。英EU間の貿易に混乱が生じ、経済活動が一時まひするリスクに触れた上で「我々中銀の仕事は、そうした問題が金融システムに生じないようにすることだ」と強調しました。

イギリスは来年3月の離脱後も、2020年末まで加盟国並みの待遇を受ける「移行期間」をEUに設けてもらう算段ですが、交渉が決裂すると、英EU間で貿易の通関手続きがまひしたり、航空機の運航に支障を来したりする恐れがあります。