(NHK)フリージャーナリストの後藤・健二さんがイスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束された事件で、ヨルダン政府は同じく拘束されているヨルダン人パイロットの解放を優先しつつ、後藤さんの解放についても日本と協力するとして「イスラム国」側 と接触を続けています。
「イスラム国」とみられる組織は、拘束している後藤さんの解放の条件として2005年に起きたテロ事件の実行グループの1人としてヨルダンで収監されているリシャウィ死刑囚の釈放を要求しています。
ヨルダンでは先月から「イスラム国」に拘束されているヨルダン軍のパイロットと引き換えに釈放する案が取り沙汰され、日本政府はヨルダン政府と協力し2人の解放を目指すとしています。
これについて、ヨルダン政府に近い複数の関係者はNHKの取材に対して、「テロリストは信用できないが、ヨルダン政府は対処せざるをえない状況に置かれてい る。ヨルダン人のパイロットの生命を危険にさらさないよう極めて慎重に複数のルートで接触を進めている」と述べ、ヨルダン政府があくまでヨルダン人の人質 の解放を優先に「イスラム国」側と接触を続けていることを明らかにしました。そのうえで、「日本人の人質の解放についても友好国である日本との協力は惜し まずに対応している」として、ヨルダン政府は後藤さんの解放に向け日本と協力する姿勢だと説明しました。
