チン首相(左)とマクロン大統領(右) |
会見で、マクロン大統領はベトナム首相就任以来初めて行われる欧州歴訪において、チン首相がフランスを訪問することを高く評価すると共に、ベトナムフランス戦略的パートナーシップを深化させる意向を表明しました。
また、2020年に、新型コロナウイルス感染症が蔓延している中でも、ベトナムがフランスに医療用マスクを支援してきたことに感謝の意を表明した他、フランスがベトナムに新型コロナウイルワクチン40万回分と新型コロナウイルスワクチンの共同調達に関する国際的な枠組みである「コバックス・ファシリティ」を通じて、さらに97万回分を供与することを通知しました。
チン首相は新型コロナウイルスワクチンと医療物資を支援しているフランス政府と国民に感謝の意を表明すると共に、今後も、フランスがベトナムに医療設備の支援や新型コロナ治療薬の生産技術の移転を行うよう希望を表明しました。
2023年の両国の外交関係樹立50周年、及び、ベトナム・フランス戦略的パートナーシップ樹立10周年記念に向けて、両国の指導者は両国関係を深化させるための年次計画の作成で一致しました。また、双方は政治、外交、経済、国防・安全保障、文化、医療などあらゆる分野における両国間の効果的な協力を高く表しました。
双方は共に関心を持っている地域と国際問題について意見交換をしました。ベトナム東部海域(南シナ海)問題に関して、マクロン大統領はこの海域の平和・安定・安全保障・航行の自由を確保することと、1982年国連海洋条約をはじめとする国際法に従って紛争を平和的に解決することを支持すると強調しました。
一方、チン首相はEU=欧州連合を始め、国際社会におけるフランスの重要な役割を高く評価した上で、地域の平和、安定、繁栄に対するフランスと各国の貢献を確認しました。
この機に、双方は両国間の戦略的パートナーシップを深化させるための共同宣言を発表することで一致しました。
これより前の4日午前、チン首相はフランス国民議会のリチャード・フェラン議長と会見を行いました。会見で、双方はベトナムとフランスは政治、経済、文化、建築、食文化など多くの分野において、特別な絆があることで一致した上で、政治、外交、国防、経済、貿易、文化、教育などの分野における両国間の戦略的パートナーシップを深化させる決意を強調しました。
また、双方は共に関心を持っている地域と国際問題に意見を交換し、地域の平和、安定、繁栄のため、各国が自らの役割を発揮する必要があることで一致しました。
その後、チン首相はフランス共産党のファビアン・ルーセル全国書記と会見を行いました。

