アメリカのトランプ政権がユネスコから脱退する意向を表明する中、新事務局長としての手腕が早速、問われることになります。

ユネスコは13日、フランスのパリにある本部で58か国による執行委員会を開いて、2期8年を務めたボコバ事務局長の後任を選ぶ選挙を行いました。投票の結果、フランスの前の文化相のアズレ氏が30票とカタールの前の文化相のカワリ氏の28票をわずかな差で上回り、新しい事務局長に選ばれました。

アズレ氏は45歳、フランス文化省の官僚としてフランスの国際放送の立ち上げや公共放送の改革などに取り組み、前のオランド政権で文化相を務めました。

記者会見でアズレ氏は「今私たちはユネスコを支え改革すべき時で、逃げてはならない」と述べ、名指しは避けながらも、アメリカのトランプ政権がユネスコから脱退する意向を表明したことに批判の意思を示したものと見られます。

そのうえで「私が最初に取り組むことは、ユネスコへの加盟国の信頼と組織が機能する効率性を取り戻すことだ」と述べ、結束を呼びかけました。

アメリカに続き、イスラエルのネタニヤフ首相もユネスコ脱退の意向を示す中で、アズレ氏は新事務局長としての手腕が早速、問われることになります。