(NHK)ギリシャの国民投票を受けて開かれたユーロ圏の緊急首脳会議は、民意を反映させた形で、新たな金融支援を求めるギリシャ政府に対し、ユーロ圏側は、9日までに構造改革案の提出を求め、期限内に折り合いがつくのか注目されます。ユーロ圏各国は、7日、ベルギーのブリュッセルで緊急の首脳会議を開き、ギリシャの国民投票を受けての対応を協議しました。
この中で、ギリシャ政府は、短期間のつなぎ融資とともに、財政状況が厳しい国を支援するユーロ圏の基金を活用して新たな金融支援を求めました。
これに対しユーロ圏はこうした支援を受けるには包括的で具体的な構造改革案が必要だとして、今月9日までに提案を出すよう求めました。
会議後の会見でEU=ヨーロッパ連合のユンケル委員長は、「ギリシャがユーロ圏から離脱することは望まないが、約束を守らなければ最悪のシナリオは避けられない」と述べて、期限内に実効性のある改革案を示すよう強く求めました。
一方、ギリシャのチプラス首相は、EU側に債務の削減などを求める考えを示したうえで、「ギリシャ国民の明確な民意を受けての交渉だ」として、国民投票で、財政緊縮策の受け入れに反対した国民の意思を合意に反映させると強気の姿勢を示しました。
ギリシャからの新たな提案が示されれば、EUとユーロ圏は今月12日に首脳会議を開いて対応を協議することにしていますが、限られた時間の中でギリシャとの折り合いがつくのか注目されます。
