アイルランドの ダブリン港での貨物の取り扱い(撮影)

イギリスのIHSマークイットが21日公表したユーロ圏の2月の購買担当者景気指数(PMI)速報値は総合で55.8と前月の52.3から大幅に改善しました。改善は3カ月ぶりで、2021年9月以来の高い水準となりました。各国で新型コロナウイルスの封じ込めのための措置が緩和され、市場予想を大きく上回る改善につながったということです。

企業の景況感を示すPMIは50が好不況の分かれ目とされます。ユーロ圏経済は10~12月に大きく減速しましたが、回復が再び勢いづいてきました。サービス業のPMIは55.8で、前月より4.7ポイント回復しました。製造業は58.4で前月より0.3ポイントの悪化でした。

ユーロ圏では感染力の強いオミクロン型の変異ウイルスが広がっています。ただ、感染のピークを過ぎたとみられることや、軽症が多く医療システムへの負担が比較的抑えられていることを背景に、フランスやドイツなどが相次いで行動規制の緩和に踏み切りました。旅行業を中心にサービス業の景況感が急速に改善しています。(日本経済新聞)