21日、ワシントンに本部を置くシンクタンクCSIS戦略国際問題研究所で、フィリピンが提訴している常設仲裁裁判所に関するセミナーが行われました。セミナーで、仲裁裁判所の裁定についていくつかのシナリオが出されましたが、仲裁裁判所は、中国がベトナム東部海域(南シナ海)で主張している「九段線」を拒否する可能性が高いとの意見が相次ぎました。


CSISの専門家


中国が仲裁裁判所の裁定に従わないことを示していることを前に、アメリカのエイミー・シーライト元国防次官補は、中国が仲裁裁判所の裁定に従わなければ、国際社会における威信を失うであろうとの考えを示し、次のように語りました。
(テープ)

「いかなる外交努力をしても、中国の立場を変えることはできないでしょう。しかし、長期的には多大なコストを支払うことと孤立することは中国が立場変更を余儀なくされ、自国の威信を守るための解決策を見出すことにつながると期待しています。」

CSIS戦略国際問題研究所の専門家によりますと、仲裁裁判所が裁定を出した後、中国は報復措置として、中国が2012年で武力を行使して支配しているスカボロー礁で埋立て工事をすると共に、ベトナム東部海域でADIZ防空識別圏を設置する可能性があるとしています。