一方で、アメリカ国防総省は、現地時間の28日、ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)の南沙諸島(スプラトリー諸島)周辺で「航行の自由」作戦を実施したことを明らかにしました。アメリカと中国の貿易摩擦が深刻化する中、互いにけん制するねらいがあるとみられます。
アメリカ国防総省のシュライバー次官補は28日、首都ワシントンで行った講演で、中国の青島に入る予定だったアメリカ海軍の艦船が、中国側から「受け入れには都合が悪い」という連絡を受けて、寄港を拒否されたことを明らかにしました。
一方、アメリカ国防総省の当局者は28日、NHKの取材に対し、アメリカ海軍のミサイル駆逐艦が、現地時間の28日、ベトナム東部海域の南沙諸島周辺で「航行の自由」作戦を実施したことを明らかにしました。
駆逐艦は、中国が実効支配するファイアリークロス礁とミスチーフ礁の付近を航行したということで、ベトナム東部海域で「航行の自由」作戦が行われるのはことし5月以来です。
アメリカと中国は今週末、互いの輸入品にさらなる追加関税を発動する見通しで、一連の動きは貿易摩擦が激しくなる中で互いに相手をけん制するねらいがあるとみられます。
