中国の王毅外相=ロイター

EU内で中国に対する警戒感が高まるなか、中国としては、EUを重視する姿勢を示すことで関係をつなぎ止めるねらいがあるとみられます。

中国で外交を統括する政治局委員を兼ねる王毅外相は6日、EUの外相にあたるボレル上級代表と電話で会談しました。

中国外務省によりますと、この中でことし秋にボレル上級代表が中国を訪問し、戦略対話を行うことになったということです。

そして、ボレル代表が年内に開催する中国とEUの首脳会談に向けて「準備を共同で行い、関係をさらに発展させる」と述べたのに対し、王外相も準備を進めていくことを歓迎したということです。

また、ボレル上級代表は、EUがおととし域外のインフラ投資を支援するとして発表した巨額の投資計画について、中国が進める巨大経済圏構想「一帯一路」と対立せず、世界の発展を促すため互いに補い合う関係だと強調したとしています。

「一帯一路」をめぐっては、イタリアのメローニ政権が構想からの離脱を検討していると報じられるなど、EU内で中国に対する警戒感が高まっています。

中国としては、アメリカとの対立が続くなか、首脳会談を行うなどEUを重視する姿勢を示すことで関係をつなぎ止めるねらいがあるとみられます。(NHK)