中国旗と欧州旗=AFP/TTXVN |
動議は、ウイグル族への人権侵害批判に対抗し、中国がEUに報復制裁をかけたことを非難しました。中国が制裁を解除するまで、批准を審議しない姿勢を示しました。
動議は20日の本会議で、賛成599票、反対39票で採択されました。棄権は58票でした。投資協定は欧州議会の承認を得て、来年前半にも批准される予定でした。動議に法的拘束力はありませんが、議会が圧倒的多数で凍結動議を採択したことで、批准は難しくなりました。
動議は、EUに対する中国の報復制裁は「国際法上の根拠がない」としたうえで、「中国の制裁発動により、欧州議会による協定の考慮、批准審議は正当に凍結される」と強調しました。
投資協定は、EU企業の中国進出を後押しするため、ドイツの強い後押しで合意しました。合併要件の緩和など、一部の参入障壁を撤廃する内容です。一方でEUは今年3月、バイデン米政権と歩調を合わせ、ウイグル族への人権侵害で対中制裁を発動しました。中国のEUに対する報復制裁では、人権問題を提起する欧州議員が複数標的にされ、議会で反発が広がっていました。
EUは米中対立のはざまで、中国への独自外交を目指しています。投資協定は、EU対中外交の試金石として注目されていました。(産経新聞)

