一方のアメリカは、朝鮮民主主義人民共和国との緊張緩和を認めつつも強固な制裁の継続を主張しましたが、アメリカの要求は中ロ両国によって拒否されました。
中国の王毅外相は米ニューヨークの国連総会に合わせ開かれた会合で、南北間および米朝間の関係が改善していることから制裁が緩和されるべきだと述べました。「前向きな進展」を考慮し、「朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)の順守の姿勢にかんがみ、制裁措置を修正する」規定を検討すべきとの考えを示しました。
ロシアはこの中国の要請を支持。同国のセルゲイ・ラブロフ外相は、制裁は「集団的懲罰」の形となるべきではないと言明し、朝鮮民主主義人民共和国政府の譲歩を引き出すため前向きなサインを送る時だとして「朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)による段階的な軍縮に向けた行動には制裁緩和が続くべき」だと訴えました。
これに先立ち、議長を務めるマイク・ポンペオ米国務長官は、制裁の厳格な履行を求めた。来月4度目となる訪朝を予定しているポンペオ氏は、朝鮮民主主義人民共和国との「新しい一日の始まり」の到来に期待を示しながらも、朝鮮民主主義人民共和国を交渉の場に着かせたのは制裁があったからだと説明、圧力を緩めるべきでないと述べた。
ポンペオ氏は「最終的で、完全に検証された非核化が実現するまで、国連安全保障理事会の制裁の履行は断固としてかつ確実に継続されなければならない」と主張しました。
