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中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席とロシアのプーチン大統領は保護主義が世界経済に悪影響を与えているとの懸念を示し、中国などとの間で激しい貿易摩擦を招いているアメリカのトランプ政権を暗に批判しました。
BRICS首脳会議で習氏は世界経済について「最大のリスクはいくつかの先進諸国が一方的で保護主義的な措置をとっていることだ」と指摘し、「世界貿易の秩序を破壊している」と批判しました。そのうえで、こうしたリスクにBRICS諸国が協力して対処する必要があると述べました。
プーチン大統領も「世界では保護主義の負担がますます重くなり、政治的動機にもとづく制限や障壁が高まっている」と指摘しました。「グローバルな発展のより公正で持続的なモデルづくりで、BRICSが主導的な役割を果たさなければならない」と主張しました。
保護主義への批判を強めた中ロに対し、インドのモディ首相はテロとの戦いを呼びかけ、テロリストの資金源を絶つよう呼びかけました。一方、ブラジルのボルソナロ大統領は「われわれは協力してベネズエラの危機を解決できる」と指摘し、マドゥロ政権の下で混迷を深めるベネズエラ問題での協力を求めました。
BRICS諸国には国際問題で協調する姿勢をアピールし、G20での議論に影響を与える思惑があります。特にアメリカと対立を深めている中ロには、貿易摩擦への対応が大きなテーマとなっている今回のG20を前に、トランプ米政権をけん制する狙いがあります。

