中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は24日、電話会談を行い、習氏は両国関係について「引き離すことはできない」と述べました。アメリカのトランプ大統領がウクライナでの紛争終結に向けて外交政策を大きく転換し、ロシアに歩み寄る姿勢を示してから、中ロ首脳による会談は初めてです。

ロシアとウクライナの紛争が始まってから24日で3年を迎えました。今回の電話会談は、主要な外交相手であるロシアとの関係が、アメリカ政府がロシア政府に近づいても揺らぐことはないという中国側の明確なメッセージだとみられます。

中国国営新華社通信によりますと、習氏はプーチン氏に対し、「歴史と現実は、中国とロシアが分かちがたい隣人であり、苦楽を共にする真の友人であることを示している」と述べました。これは両国の国交樹立から70年にあたる2019年の発言を想起させる内容です。

習氏はまた、中ロの発展戦略と外交政策は長期的なもので、「いかなる第三者」からも影響を受けることはないと強調しました。国際情勢が変化しても両国の関係は順調に進むとの見通しも示しています。

ロシア大統領府は声明で、電話会談は「暖かく友好的」だったとする一方で、中国ほど両国関係の絆の強さについては詳細に言及しませんでした。

ロシア大統領府によりますと、両首脳は特に、ロシアと中国の外交政策の結びつきが世界情勢の安定化における重要な要因だと強調しました。それは戦略的なものであり、外部からの干渉を受けることなく、いかなる国をも直接的に標的としているわけではないとしました。

トランプ大統領がウクライナでの紛争終結に向けて外交政策を転換し、プーチン大統領からの支持を得ようとするなかで、ここ数週間、ロシアの国際社会での立場が大きく変化しているとみられます。

先週、アメリカの高官はサウジアラビアを訪れ、ウクライナ情勢をめぐってロシア高官と協議を行いました。アメリカがロシア側の主要な要求の一部を受け入れる可能性が示唆され、ウクライナ政府や欧州の同盟国を置き去りにした形で和平協議が進むのではないかとの懸念が高まっています。(CNN.co.jp)