ダン博士によりますと、アメリカ人はベトナム戦争に参戦したアメリカ兵の帰国、捕虜の返還に導き、アメリカの徴兵制の終了に間接的につながったパリ協定の重要性を認めました。1970年代の初頭、アメリカ軍人や退役兵をはじめ、アメリカ人の多くはベトナム戦争は過ちであり、アメリカは和平協定の達成を目指し、交渉に臨む必要があるとの声をあげました。

また、ダン博士は当時、リチャード・ニクソン大統領はベトナム戦争が国民の支持を得なかったことを認めたうえで、アメリカの威信を保ちながら、戦争の終結を工夫していたとの見解を述べました。

さらにパリ協定の意義について、ダン博士は戦争終結後、アメリカとベトナムは関係の正常化や政府間、および国民間の協力の促進で一致しました。この協力はベトナム戦争後遺症、中でも地雷・不発弾の除去、枯葉剤による被害の克服に対するアメリカの支援が含まれているとしています。