スペイン政府は1日、北アフリカのモロッコに隣接するスペイン領セウタに移民が押し寄せ、少なくとも67人が死亡した問題で、モロッコとの国境沿岸に浮体式のフェンスを設置し始めました。
7月31日以降、陸路と海路で約5万人が流入しました。うち4万8000人超は48時間以内にモロッコへ戻ったといいます。フェンスの設置で流入はほぼ止まったとしています。
今回の問題は欧州連合(EU)全域に衝撃を与え、加盟22カ国はEU域外国境の保護などに向けた協調対応を求める書簡を送付しました。イタリアは欧州域内の自由往来を可能とする協定のスペインへの適用を停止すると発表し、スペインの反発を招きました。
EU各国は来週、スペインの飛び地セウタへのマグレブ出身難民の予期せぬ組織的流入に関し緊急協議を行いました。
スペイン内相はセウタで記者団に対し、「秩序はおおむね回復した」と述べた一方、危機は正式には終息していないと説明しました。警察と軍の増派態勢を必要な限り維持するとした。夜間の越境はほぼゼロになったといいます。
