この出来事は、ベトナムがアルミニウム電解技術を自国で確立し、金属アルミニウムの国

内生産を実現したことを示す歴史的な節目と位置づけられています。
11年以上にわたる建設と投資を経て、ラムドン省ニャンコー村工業団地にあるダクノン・アルミニウム電解工場は、ベトナムで初めて生産されたアルミニウム地金の出荷を開始しました。
これにより、ベトナムでは初めて、ボーキサイトの採掘からアルミナ生産、さらに500キロアンペア級の電流を用いた電解技術による金属アルミニウムの製造まで、一貫した生産体制が整いました。これによって、ボーキサイト・アルミナ・アルミニウム産業のバリューチェーンが完成したことになります。
この成果は、ベトナムの基幹素材産業の発展における重要な転換点となるもので、付加価値の高い加工産業の育成や国家資源の価値向上、さらには経済の自立性強化につながることが期待されています。
式典で発言に立ったファン・バン・ザン副首相は、アルミニウム産業の発展が国の工業化と近代化を支える重要な基盤になるとの認識を示しました。
(テープ)
「アルミニウム地金の生産成功は、ベトナム企業が電解技術を自国で確立し、高い経営能力や人材育成の成果を備え、グローバルなサプライチェーンへの参画を一段と進める力を有していることを示すものです。また、これは原材料や半製品の輸出から、電力、自動車や鉄道の製造、航空、防衛、建設、ハイテク産業などの基幹産業で使用される基礎素材の生産へと発展する重要な転換点になります」
ラムドン省党委員会のイ・タイン・ハ・ニエ・クダム委員長は、次のように強調しました。
(テープ)
「ラムドン省は今後も企業に寄り添いながら、交通や物流、エネルギーなどのインフラ整備を進めるとともに、高度人材の育成や高付加価値の加工産業、関連産業、ハイテク産業への投資誘致を積極的に進めていくと確約します。そのうえで、近代的なアルミニウム産業のエコシステムを段階的に構築し、新たな発展段階における同省の「迅速で環境に配慮した持続可能な成長」の実現に貢献していきます」
ベトナムでアルミニウム地金が生産できたことは、高付加価値の加工産業の発展を目指す国の方針を具体化するだけでなく、ベトナム企業が先端技術を導入・運用し、段階的に自らのものとしてきた能力を示すものでもあります。
また、この成果は、機械製造や自動車、電気・電子、建設、再生可能エネルギー、航空など、アルミニウムを活用する関連産業の発展に向けた基盤になることが期待されています。