リスナーの皆さんから寄せられたお便りを音楽と共にお送りするおしゃべりタイムの時間です。
ゴック こんにちは、ゴックです。
アン こんにちは、アンです。
ゴック アンさん、先週、北部丘陵地帯タイグェン省で、第2回国際お茶フェスティバルが開かれましたね。
アン そうですね。これはタイグェン省を始め、ベトナム茶の製品と文化を国内外の人々にピーアールするチャンスと見られています。
ゴック このフェスティバルにはお茶文化フェスティバル、タイグェン省のお茶のカーニバル、お茶製品とお茶産業への投資促進に関するシンポジウムなどの活動が行われました。特に、「茶産地のビューティ」と銘打ったミスコンテストが行われましたね。
ミーリーさん(中央)
アン そうですね。タイグエン経済大学の学生グエン・テイ・ミー・リー(Nguyen Thi My Ly)さんは「ミスお茶産地」という称号を獲得しましたね。
ゴック はい。リーさんは今回のお茶フェスティバルの成功に貢献したと言われていますね。では、お便りを紹介しましょうか。初めに福島県おおつき町の高橋・ゆたか さんからの10月16日のお便りをご紹介します。
「ベトナムの声放送局の皆さん、今日は。4月の異動で岩手県の盛岡市に単身赴任となりました。夜の放送を拝聴していましたが、なかなかレポートを出せずしまいでした。
日本でも今年は爆弾低気圧による水害や、台風による被害が多く見受けられましたが、ベトナムでも台風11号による被害が甚大とのこと、お見舞いを申し上げますと共に、一日も早い復旧・復興をお祈りします。ベトナムも日本もいわゆる台風の通り道、天災とはいえ科学の発達した今日でも自然の力の前には人間は無力なものです。危険・リスクに対する備えと適切な対応しか回避作はないようですね。
こちら岡山でも南部富士と呼ばれる岩手山が初冠雪となり、最低気温も1ケタ台になるなど秋が一日一日深まっております。音楽散歩道でのハノイの秋の唄、楽しく拝聴しました。抒情的な表現がとても印象的ですね。
ホワイ・アナがハノイのもみじについて触れられていましたが、ベトナムでも紅葉ってありますか・また、紅葉狩りなどベトナムの皆様はされるのでしょうか。」と書いておられました。
アン 高橋さん、お便りどうもありがとうございます。最近、ベトナムでも日本でも、自然災害は酷いですね。
ゴック 高橋さんがおっしゃるように、自然の憤怒に対して、人間は無力です。でも、自然災害の軽減のための方策はあると思いますね。
アン ええ。これは、環境保全、森林保護などの措置ですね。残念ながら、この十数年間、ベトナムでは水力発電などのために、森林伐採が深刻となっています。
ゴック そうですね。でも近年、植林運動が広がっており、近いうちに、緑が溢れることを望んでいます。さて、高橋さんからのご質問についてですが、ベトナムは北部のサパや中部のダラット町など寒いところで、紅葉がみられますが、日本の紅葉とはかなり違います。
アン そうですね。元々地理的に南ですから、紅葉は余りありませんね。続いて福岡県おかがき町の・ほかむら・ふみと・さんからの10月16日受信のお便りをご紹介します。
「ハノイの青空が広がる季節はいつが多いでしょうか?今年も台風シーズンを迎えて日本でも大きな被害が出ています。ベトナムで過去で被害が大きかった台風が色々ありますが、そういう時、ベトナム政府はどのような対応をとってきたのでしょうか?また、今後の台風や集中豪雨対策として、政府の対策は進んでいますか?」とのお便りでした。
ゴック ほかむらさん、お便り、ありがとうございます。ほかむらさんのご質問についてですが、ベトナムは気候変動により甚大な被害を受けていますので、政府は自然災害予防対策に特別な関心を寄せています。
アン そうですね。政府は中央台風洪水予防対策指導委員会を設立するほか、各地方もそうした専門委員会があります。台風、洪水が発生したとき、政府はこれらの委員会を通じて、その対策を指導したり、被災者の救助を行ったりします。必要な場合に、公安部隊と軍部隊も動員されますよ。
ゴック そうですね。先週発生した台風14号(国際名:ハイエン)はその1つの例ですね。そのとき、2人の副首相が被災地に派遣され、予防対策や、被害克服作業などを直接指導しました。この台風の際に、政府は危険な場所に住む数十万人の住民を避難させましたよ。
アン はい。また、政府は被災地住民の救助や、台風洪水後の疫病防止などのために国家予算を拠出しましたね。さて、今後の対策として、政府は、環境保全と植林運動などを進めています。
ゴック そうですね。次に、大分県大分市の・はなみや・こうじ・さんからの10月21日受信のお便りをご紹介します。
「ベトナムの声放送の皆さんへ。前回、私の受信報告書に対してベリカードを頂きました。有難うございます。このようにお便りを差し上げるのは初めてです。最近は、ベトナムの声放送をよく聞いています。ニュースについては日々発展していくベトナムの姿が手に取るように分かります。
日本語には難しい言い回しが多いので、苦労なさっているのではないでしょうか。貴局は少人数で放送なさっているようなのでアットホームな感じがします。スタッフの皆さんがリスナーに一生懸命にベトナムのことを放送しようという姿が伝わってきます。
ホームページ更新も頻繁にされているのでお忙しいことでしょう。日本からベトナムまでは約5時間位のフライトで行くことができるようですね。先日、日本のCS放送の「旅チャンネル」でフーコック島について放送していました。風光明媚な素晴らしいリゾート地ですね。近年は観光客が世界各国から訪問しているとのことですね。私も機会があったら是非、行ってみたいところです。今年、日本は台風が続々と襲来し大変な被害が出ています。
ベトナムでも被害が出ているようですね。ベトナムは台風が通過することが多いように思いますが、建物などは台風の対策をしているのでしょうか?海岸や川沿いに住まいがある人々は、高台に非難することがありますか?教えていただければ幸いです。」と書いておられました。
アン はなみやさん、お便りどうもありがとうございます。はなみやさんは私たちの仕事にもご関心がおありですね。特に、その大変さを分かって頂き、気持ちを分かち合うなど、感激しています。
ゴック さて、はなみやさんからのご質問にお答えします。ベトナムは台風が頻発していますので、対策は沢山あります。建物の対策についてですが、最近、政府の支援で、台風が頻発する地域の住民の住宅のコンクリート化というプログラムが進められています。
アン そうですね。コンクリート化されていない住宅にとっては補強方法が幾つかあります。例えば、柱を使ってその家の枠を補強することや、砂袋を使って冠水を防ぐこと、屋根が飛ばないように砂袋を屋根に置くことなどです。
ゴック また、必要な場合に、住民を安全な場所に避難させる措置もあります。先ほど、ほかむらさんのご質問にお答えしたときにも触れましたが、先週発生した台風ハイエンのとき、中部沿海各省とクアンニン省の住民合わせて十数万人が地元の各ホテルや、宿泊施設、軍事施設などに避難しましたよ。
では最近お便りとメールをお寄せくださった方々をご紹介します。
・ 宮城県しおがま市の さいとう・まこと さん
・ 東京都こだいら市の にしもと・さとし さん
・ 神奈川県横浜市の おのざわ・さかえ さん
・ 神奈川県横浜市の なんり・よしみ さん
・ 神奈川県あつぎ市の あおやま・みつる さん
・ 神奈川県、にのみや町の 関本・まさる さん
・ 神奈川県、横浜市の おのざわ・さかえ さん
・ 大阪府大阪市の たかはし・せいじ さん
・ 鳥取県よなご市の たかお・かずひろ さん
・ 福岡県北九州市の にのみや・けんき さん
・ 福岡県おかがき町の ほかむら・ふみと さん
・ 青森県、弘前市の 町田・みどり さん
・ 秋田県、秋田市の よしだ・かずみ さん
・ 兵庫県、いなみちょうの ふるいえ・とおる さんなどの方々です。
また、大口 さんは台風被災地の住民にお見舞いの言葉をお寄せくださいました。ありがとうございました。
リスナーの皆さん、お便り、いつも ありがとうございます。これからも引き続きこの放送をお聞きになって、たくさんのお便りをお寄せくださいね。私たち、日本語課スタッフ一同心からお待ちしております。
お便りの宛先はThe voice of Vietjnam 45 Ba Trieuつづりは び・えい・てぃ・ある・あい・い・ゆ・ハノイです。そして、日本語放送のイーメールのアドレスはjapanese@vov.org.vn です。 それでは、来週のこの時間に又、お会いしましょう。
ご機嫌よう