EU、ウクライナ加盟改革を評価 汚職対策「後退を許すな」

(VOVWORLD) - ウクライナは、2028年末までに加盟交渉を大筋で完了させることを目指しています。
EU、ウクライナ加盟改革を評価 汚職対策「後退を許すな」 - ảnh 1(写真:ロイター)

欧州連合(EU)の欧州委員会は4日、EU加盟を目指す10カ国の改革状況を検証した年次報告書を公表しました。ウクライナについては「加盟への強い意志を維持し、主要な改革を進めている」と高く評価する一方で、汚職対策の一層の推進を求めました。EUは、ロシアの脅威に対抗するため、ウクライナの加盟を最優先課題の一つと位置付けています。

ウクライナは、2028年末までに加盟交渉を大筋で完了させることを目指しています。ゼレンスキー大統領はX(旧ツイッター)への投稿で「加盟手続き開始から3年間で最も前向きな報告書だ。われわれの努力が認められている」と述べました。

EUのコス拡大担当委員は記者会見で、ロシアの軍事行動が続く中でもウクライナで司法制度改革などが進展したと指摘しました。ただし、今夏に汚職対策機関の独立性を弱める動きが見られたことに触れ、「汚職対策を後退させないことが不可欠だ」と強調しました。(時事通信)

ご感想

他の情報