(VOVWORLD) -IAEAはXへの投稿で「テヘランに滞在していたIAEA査察官チームは本日、ウィーンのIAEA本部に戻った」と発表しました。
写真:REUTERS/Leonhard Foeger |
アメリカとイスラエルによるイラン核施設空爆は、IAEAにとって極めて困難な事態をもたらしました。
IAEAのグロッシ事務局長は、査察が最優先事項だと述べているにもかかわらず、IAEAの査察官は空爆以来、イラン施設の査察を実施できていません。
イランは2日、核施設の安全が保証されるまでIAEAとの協力を停止する法律を施行しました。IAEAはイラン側から正式な停止通告はまだ受けていないとしていますが、査察官がいつ戻れるかは不明となっています。
IAEAはXへの投稿で「テヘランに滞在していたIAEA査察官チームは本日、ウィーンのIAEA本部に戻った」と発表しました。
外交官らによりますと、6月13日のイスラエルによるイラン核施設攻撃以降、イラン国内のIAEA査察官の数はわずか数人にまで減少していた。また、イラン当局やイランメディアによるIAEAへの激しい批判を受け、紛争が終結して以降も、査察官の安全を懸念する声が上がっていたということです。(ロイター)