「アジアハウス」 ベトナム経済は今年際立つ成果を期待
(VOVWORLD) - イギリスの政策コンサルティング機関「アジア・ハウス」は23日、「2024年年次見通し」をテーマとした報告書を発表し、その中で、ベトナム経済は今年、地域の近隣諸国と比較して際立った発展を続ける可能性があるとの見解を出しました。
報告書では、「アジアハウス」は、中国、インド、日本、インドネシア、ベトナム、マレーシア、タイ、フィリピンを含むアジアの主要8カ国の経済見通しを評価し、その中で、今年はベトナムとフィリピンが際立った成果を収める2カ国となるだろうとしています。
報告書によりますと、ベトナムはスタートアップ環境を充実させるとともに、国内のテクノロジー企業をグローバルな企業にすることを目的としたデジタルトランスフォーメーションとAI人工知能に多額の公共投資を行っています。AIはベトナム経済の多くの分野を再構築し、製造業、特に農業への海外投資を促進するでしょう。また、ベトナムは200以上ものブロックチェーンプロジェクトが展開されていることにより、この分野で世界をリードする国々の一つです。ベトナムは今後もブロックチェーン技術を活用してロジスティックス部門の効率を向上させていきます。
そして、ベトナムではグリーン経済への移行を促進する優遇政策が優先課題となっており、グリーンファイナンスの誘致と配分に関する優遇政策の促進と拡大を継続することで、ベトナムのエネルギー転換が加速するでしょう。
さらに、世界的に競争力のある製品を生産する国内企業は事業拡大を計画しており、ベトナムの豊かな労働力がその計画を支えるとしています。