アルメニアは停戦拒否 アゼルバイジャンとの戦闘長期化懸念

(VOVWORLD) - 旧ソビエトのアゼルバイジャンとアルメニアの係争地をめぐる大規模な戦闘は4日目に入り、アゼルバイジャン側がドローンを使った空爆を行うなど攻勢を強めています。

ロシアが双方に停戦を呼びかけていますが、アルメニアはこれを拒否する姿勢を示し、戦闘の長期化への懸念が高まっています。

アゼルバイジャンとアルメニアの係争地、ナゴルノカラバフ自治州をめぐる大規模な戦闘は4日目に入り、アゼルバイジャン軍が自治州の北部への攻勢を強めています。

アルメニア国防省の報道官は30日、SNSで、アゼルバイジャン空軍が、ドローンやミサイルを使った空爆を仕掛けているとしたうえで、「ドローンはトルコで製造されたものだ」とアゼルバイジャンを支持する姿勢を示しているトルコを非難しました。

今回の戦闘をめぐっては、この地域で強い影響力を持つロシアのプーチン大統領が29日、双方に停戦を呼びかけています。

これについてアルメニアのパシニャン首相は30日、首都エレバンでロシアメディアの取材に応じ「激しい戦闘が続いている間はふさわしくない。対話にはそれなりの雰囲気と条件が必要だ」と、プーチン大統領が仲介する停戦協議を拒否する姿勢を示し、戦闘の長期化への懸念が高まっています。(NHK)

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