イスラエルとハマス 戦闘開始4か月 交渉まとまるか不透明

(VOVWORLD) - 去年10月に始まったイスラエル軍とイスラム組織ハマスによる戦闘は、7日で4か月となります。
イスラエルとハマス 戦闘開始4か月 交渉まとまるか不透明 - ảnh 1イスラエル南部スデロットの町をパトロールするイスラエル兵=AFP

イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘が始まってから7日で4か月となります。戦闘の休止と人質の解放に向けた交渉が、カタールなどを仲介役として進められていますが、完全な停戦を求めるハマス側とそれを認めない姿勢のイスラエル側との間には依然、隔たりがあるとみられ、交渉がまとまるかは不透明です。

去年10月に始まったイスラエル軍とイスラム組織ハマスによる戦闘は、7日で4か月となります。

イスラエル軍によるガザ地区への激しい攻撃は続いていて、ガザ地区の保健当局はこの4か月間の死者が2万7585人にのぼったと発表しています。

一方、イスラエル軍によりますとガザ地区ではいまだ136人がハマス側に人質にとられているとしています。

焦点となっている戦闘の休止と人質の解放の交渉をめぐっては、イスラエル側が先月末、仲介国のカタールなどとともに戦闘の休止にともなって段階的に人質を解放する案をハマス側に提示したと見られています。

これについてカタールを訪問していたアメリカのブリンケン国務長官は6日、ハマス側から返答があったことを明らかにしたうえで、日本時間の7日、イスラエルでネタニヤフ首相と協議する予定です。

ブリンケン長官は「まだ課題はあるが、合意は必要であり可能だと信じている。合意に至るため取り組みを続ける」と述べ、交渉の進展に期待を示しました。

ただ、完全な停戦を求めるハマス側とそれを認めない姿勢のイスラエル側との間には依然、隔たりがあるとみられ、交渉がまとまるかは不透明です。(NHK)

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