イスラエル、全人質の解放を要求 ハマスが新停戦案支持後も立場変えず
(VOVWORLD) -イスラエルの高官は19日、イスラム組織ハマスが新たな停戦案を受け入れた後、将来のいかなるガザ停戦合意においても、全ての人質の解放を求める政府の立場は揺るがないと述べました。
(写真:REUTERS/Amir Cohen ) |
仲介者らは、ハマスが約2年にわたる戦争を終わらせるための新たな交渉ラウンドに向けた準備が整ったことを示唆した翌日に、イスラエルの公式な対応を待っています。
仲介役のカタールは、新提案はイスラエルが以前に合意したバージョンと「ほぼ同一」であると指摘し、慎重ながらも楽観的な姿勢を示しました。
イスラエルの高官は匿名を条件にAFPの取材に応じ、政府の立場は変わっておらず、いかなる取引においても全ての人質の解放を求めていると述べました。
両者は戦争中、間接的な交渉を断続的に行い、イスラエルの人質がパレスチナの囚人と交換される短期間の停戦が2回実現しましたが、最終的な停戦合意には至っていません。
米国の支援を受け、カタールと共に仲介役を務めるエジプトは18日、カタールと共に新提案をイスラエルに送ったとし、「ボールは今、彼らのコートにある」と述べました。(AFP)