イスラエル軍、レバノン国境沿いで攻勢の準備整う=ハレビ参謀総長

(VOVWORLD) - イスラエル軍のハレビ参謀総長は4日、イスラエルが北部のレバノンとの国境沿いで攻勢をかける準備が整っていると述べました。

レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラとイスラエルは過去8カ月間、国境地帯で交戦を続けており、さらに大規模な紛争に発展する恐れが高まっています。ハレビ参謀総長は、イスラエル国防軍(IDF)が訓練を経て北部での攻勢に備えているとし、「決断の時を迎えつつある」と述べました。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラによりますと、ヒズボラのナンバー2であるナイム・カセム師は、イスラエルとの対立をエスカレートさせるつもりはないが、いかなる戦いを挑まれても戦う用意があると表明しました。カセム師は、「ヒズボラの決定は戦争を拡大することではなく、戦争を強いられるなら戦うことだ」と述べました。

これに先立ち、イスラエル極右派閣僚のスモトリッチ氏とベングビール氏はともにさらなる軍事行動を要請していました。ベングビール氏はX(旧Twitter)に投稿されたビデオ声明で、「われわれの国土が攻撃され、国民が避難している間はレバノンに平和はあり得ない」とし、「彼らはここに火を放っている。ヒズボラの拠点を全て焼き払い、破壊しなければならない。戦争だ」と述べていました。(ロイター)

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