イラン大統領、空爆から避難時に軽傷 イスラエルの攻撃の正確性からスパイの可能性も
(VOVWORLD) - 先月、イスラエルとの間で攻撃の応酬が続いていた中、イランのペゼシュキアン大統領が負傷していたことが明らかになりました。
2025年6月24日早朝、イランからのミサイル攻撃により被害を受けたイスラエル・ベエルシェバの住宅地(写真:REUTERS/Yonatan Honig) |
イランの国営メディアによりますと、6月16日にイスラエルが実施した空爆の標的となったのは、首都テヘラン西部で開かれていた政府高官らによる会議だったということです。
この会議は建物の地下で行われており、ペゼシュキアン大統領も出席していたとされています。
空爆の狙いは、爆発によって建物の出入り口をふさぎ、退避経路を遮断することにあったとされており、過去にイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者だったナスララ師が殺害された際の作戦と似ているとしています。
ペゼシュキアン大統領らは、爆発後に非常口から避難しましたが、その際に足を負傷し、軽傷を負ったということです。
イスラエルによる攻撃が極めて正確であったことから、イラン当局は、内部にスパイがいた可能性もあるとして、情報の流出経路などについて調査を進めています。(テレビ朝日)