ウクライナ巡る協議「何かに近づいている」 トランプ氏、米ロ会談控え

(VOVWORLD) - アメリカのトランプ大統領は18日、今週末に予定されているアメリカとロシアの当局者による会談を前に、ウクライナの情勢を巡る協議について「何かに近づいている」との認識を示しました。

トランプ大統領は大統領執務室で行われたイベントで記者団に対し、「ウクライナが迅速に動くことを望む」と述べました。

ホワイトハウス当局者によりますと、アメリカ政権のウィットコフ特使と、トランプ氏の娘婿であるクシュナー氏が、今週末にフロリダ州マイアミでロシアの代表団と会談する計画だということです。

両氏は情勢の終結に向けて、ロシアとウクライナの双方から合意を引き出そうと努力を続けており、14日と15日の2日間にわたり、ベルリンでウクライナの代表団と会談しました。アメリカ当局者は、争点となっている領土の譲歩問題は依然として未解決であるものの、両国の間に大きな隔たりはないとの見方を示しています。

領土の譲歩はロシアが情勢終結の主要な条件としている一方、ウクライナの世論調査では、これを受け入れるウクライナ国民はほとんどいないとされています。

トランプ大統領は改めて、「ロシアがそこにいるのだから、ウクライナが迅速に動くことを望む」と述べ、戦場における最近のロシア軍の進展に言及したものとみられます。(ロイター)

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