オーストリアの学校で銃乱射、10人死亡 容疑者の元生徒は自殺

(VOVWORLD) - 警察によりますと、容疑者は21歳のオーストリア人の男で、単独犯による犯行とみて捜査を進めています。
オーストリアの学校で銃乱射、10人死亡 容疑者の元生徒は自殺 - ảnh 1オーストリアのクリスティアン・シュトッカー首相、2025年6月10日にグラーツの学校で発生した銃乱射事件後の記者会見に出席する(写真:REUTERS/Leonhard Foeger)

オーストリア南部グラーツの学校で10日、銃乱射事件が発生し、少なくとも10人が死亡しました。警察によりますと、容疑者はこの学校の元生徒で、校内のトイレで自殺しているのが見つかりました。地元メディアによりますと、犠牲者の多くはこの学校の生徒とみられます。動機は現時点では明らかになっていませんが、容疑者がいじめの被害を受けていたという報道もあります。

カルナー内相によりますと、死亡したのは女性6人、男性3人のあわせて9人で、このほか少なくとも12人が負傷しました。グラーツ市の病院は、その後搬送された負傷者のうち1人が死亡したと発表しました。

警察によりますと、容疑者は21歳のオーストリア人の男で、単独犯による犯行とみて捜査を進めています。

事件は現地時間の午前10時(日本時間午後5時)ごろに発生しました。学校で銃声が聞こえたとの通報を受け、警察が出動しました。報道によりますと、容疑者は拳銃とショットガンを所持し、かつて自分が在籍していた教室を含む2つの教室で生徒に向けて発砲したということです。

この事件を受けて、シュトッカー首相は急きょグラーツを訪問し、「学校での凶行は国家的悲劇だ」と述べ、3日間の服喪を宣言しました。(ロイター)

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