ガザでの支援の様子を国連が公開 イスラエル軍の発砲下でも支援物資に群がる人々
(VOVWORLD) - 深刻な人道危機に直面しているパレスチナ自治区ガザで、国連機関が支援物資を届ける様子が公開されました。
2025年7月27日、ガザ地区に空中投下される支援物資(写真:THX/TTXVN) |
支援物資を積んだ国連機関の車両が人々に近づくと、国連職員は「子どもが、子どもたちがいるのに」と声をあげました。
イスラエル軍がいる方向から銃撃が行われているにもかかわらず、人々は支援車両に殺到しました。
OCHA=国連人道問題調整事務所が1日に公開したのは、先月30日にガザで撮影された映像です。配給地点には数千人が集まり、支援物資を求めて押し寄せる様子が記録されています。
OCHAガザ事務所のオルガ・チェレフコ氏は「私たちが直面した制約の一つは、イスラエル軍の検問所でおよそ2時間半も待たされたことです」と述べました。
OCHAは「食べるために命を危険にさらすようなことがあってはならない。このような事態は絶対に止めなければならない」と強く訴えています。
ガザをめぐっては、イスラエルが支援物資の搬入などを制限していることが要因で食料不足が深刻化し、餓死する子どもが相次ぐなど、国際社会から非難の声が高まっています。(TBSテレビ)