ガザ空爆の死者100人超に イスラエル・パレスチナの衝突激化
(VOVWORLD) -イスラエルの空爆が続くパレスチナ自治区ガザ地区で、10日以降の死者が103人に上りました。
 （写真：THX/TTXVN） |
同地区の保健当局が13日、発表しました。うち27人が子どもで、11人が女性。負傷者は580人に上っています。
イスラエル国内では、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが報復として発射したロケット弾が家屋に着弾するなどし、これまでに6歳の子ども1人を含む7人が死亡しました。イスラエル軍は13日、ハマス情報機関の拠点がある建物を空爆したと発表しました。建物内には多数のハマス工作員がいたと述べました。
ガザ地区からはその後、イスラエル南部の沿岸都市アシュドッドとアシュケロン、中部のベングリオン空港付近に向けて多数のロケット弾が発射されました。同空港に向かっていた旅客便はいずれも、同国南部のラモン空港に目的地を変更しました。
イスラエルとパレスチナの間では衝突が激化しており、13日夜には双方が激しい砲撃を交わしました。AFP記者らは、イスラエル軍部隊が同国とガザ地区を隔てる分離壁に集結する様子を確認しました。ハマスは、イスラエルが地上進攻をすれば「厳しい対応」を取ると警告しました。