チン首相、政府の10月の月例会議を主宰

(VOVWORLD) - 4日午前、ハノイで、ファム・ミン・チン首相は、政府の10月の月例会議を主宰しました。
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会議でなされた報告によりますと、2023年10月と年初からの10ヶ月間の社会経済開発で重要な成果を見せ、複数の指標や指数が好転するとともに、マクロ経済の安定が維持され、インフレ抑制や貿易収支バランスの確保が図られているとしています。

また、10月のCPI=消費物価指数の上昇率は昨年同期と比べ3.6%となっています。さらに、金融市場や為替レートがかなり安定し、銀行システムの安全性が確保される一方、10か月間で登録されたベトナムへのFDI外国直接投資総額は257億6千万ドルを超え、昨年同期と比べおよそ15%増となっています。その中で、FDIの実行額は約180億ドルに達しました。

会議で発言に立ったチン首相は各部門に対し、今年、打ち出した目標値を堅持し、その達成に取り組むとともに、経済成長の促進を優先させ、金融政策を柔軟で主体的かつ効果的に実施し、拡張的財政政策を他の政策と合理的に組み合わせて運営するよう求めました。

また、成長の原動力を強く推進し、投資プロジェクトの進捗を加速させる必要があると訴えました。さらに、輸出について、従来からの輸出市場を維持する傍ら、新市場の開拓を進め、ベトナムとアラブ首長国連邦 (UAE)との包括的経済連携協定、ベトナムとブラジルなどとのFTA=自由貿易協定に関する交渉を促すことも重要だとしました。

そして、チン首相は、関連機関に対し、公共投資の実行や、工業生産の回復・開発プログラムを強化し、食糧品、必需品などの生産を推進し、EC=欧州委員会のイエローカードの早期解除のために、IUU=違法・無報告・無規制漁業対策を断固として効果的に実現し、物流や、教育、医療、銀行などのハイテク応用分野を力強く発展させると同時に、観光客の誘致や観光サービスの質的向上、重点市場での観光振興を推進するよう要請しました。

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