トランプ大統領 SNSに“ディールせよ” ガザ地区の停戦求める
(VOVWORLD) -パレスチナのガザ地区でイスラエル軍とイスラム組織ハマスによる戦闘が続く中、アメリカのトランプ大統領は「ガザ地区でディールせよ」とSNSに投稿し、停戦を求めました。トランプ大統領は、先に停戦は近いとの認識を示していて、双方がどう対応するかが今後の焦点です。
(写真:THX/TTXVN) |
ガザ地区ではイスラエル軍が攻勢を続けていて、29日には北部の一部の地域で軍事作戦を強化するとして一方的に退避を通告しました。
地元のメディアは、ガザ地区の広い範囲でイスラエル軍による攻撃があり、21人が死亡したと伝えています。
また現地の保健当局は29日、おととし10月の戦闘開始以降の死者が5万6500人に上ったと発表し、犠牲者は増え続けています。
こうした中、アメリカのトランプ大統領はSNSに「ガザ地区でディールせよ。人質を取り戻せ」と投稿し、イスラエルとハマスの双方に対し停戦を実現させるよう圧力をかけました。
トランプ大統領は今月27日、記者団に対して「来週中にも停戦にいたると思っている」と述べ、停戦が近いとの認識を示していました。
停戦協議をめぐってはアラブメディアがハマス関係者の話として仲介国のエジプトかカタールで近く再開されるとの見通しを伝えていますが、立場の隔たりは大きく、双方がどう対応するかが今後の焦点です。(NHK)