(VOVWORLD) - トー・ラム共産党書記長が27日午前、北部ディエンビエン省の国境地域で、小中一貫校の建設起工式に出席しました。
起工式で発表しているトー・ラム書記長 |
新しい学校が建設されるのは、山間部のシ・パ・フィン村です。この地域は少数民族が多く住む困難な国境地域で、これまで教育施設の不足が大きな課題となっていました。
新設される学校は31の教室を持ち、1,000人以上の子どもたちが学べる規模です。教室のほかにも、寄宿舎や図書館、運動場、プールなども完備される予定で、総事業費は2200億ドン(日本円で約13億円)となります。
この学校建設は、ベトナム政府が進める全国の国境地域学校建設計画の第1号案件で、少数民族の子どもたちに現代的で安全な学習環境を提供することが目的です。
式典でトー・ラム書記長は「教育は最優先の国策であり、国の持続的発展の原動力だ」と強調しました。また、学校建設と合わせて民族文化の継承も重要だとし、「文字を教えることと、人間教育や道徳教育は並行して行わなければならない」と述べています。
書記長一行はこの日、同じ省内で住宅改善事業の完成式典にも出席し、困窮家庭への支援物資の贈呈も行いました。