会見の様子

席上、トー・ラム書記長・国家主席は、ベトナムの党と国家の指導部が故グエン・フー・チョン書記長の政治的遺産を継承・発揮させ、「独立、自主、平和、友好、協力、発展、全方位、国際関係の多様化」という外交政策の中で中国との友好協力関係の強化を客観的要件、戦略的選択、最優先事項として見なしていると確認しました。また、習近平総書記・国家主席をはじめ、趙楽際委員長を含む中国の主要指導者と共に、両党および両国の関係をさらに発展させ、新たな発展段階に導くことへの意欲を示しました。

一方、趙楽際委員長は、中国がベトナムを近隣諸国との外交政策における優先方向として見なしていると確認し、両党および両国の関係強化をはじめ、ベトナム国会と中国全国人民代表大会との協力の促進、戦略的意義を持つ「未来共有の共同体」の効果的な展開などに関するトー・ラム書記長・国家主席の意見に賛同しました。

また、「両国は鉄道や道路の分野での連携をさらに強化し、国境を越えた協力を推進する必要がある」と述べるとともに、中国がベトナムの主要な農産物の輸入を進め、国民の生計の改善に関するプロジェクトを推進し、2024年の両国の外交関係樹立75周年記念に向けた友好活動を展開し、国境問題に適切に対応する意向を示しました。

これとは別に19日午後、トー・ラム書記長・国家主席とベトナム高級代表団は、毛主席紀念堂を訪問しました。