(VOVWORLD) - ベトナムは全体の18%に当たる約50億ドルの援助を受けました。
東南アジア諸国に対する外国援助額(提供:ローウイ研究所) |
オーストラリアの民間シンクタンク「ローウイ国際政策研究所」が17日に発表した調査結果によりますと、東南アジア地域でベトナムは外国援助の受入額がインドネシアに次いで2番目に多い国となっています。2015年から2022年にかけて、この地域全体で総額380億ドルの援助が約束され、そのうち255億ドルが実際に拠出されました。ベトナムは全体の18%に当たる約50億ドルの援助を受けました。
同研究所によれば、東南アジアは経済と人口の両面で世界有数の活力と発展速度を誇る一方で、貧困、発展レベルの格差、医療・教育へのアクセス困難、政情不安、自然災害による深刻な被害など、発展の過程で多くの課題にも直面しています。特に新型コロナウイルス感染症の世界的流行は、この地域が抱える課題をさらに深刻化させ、国ごとに異なる課題と程度の違いが見られる状況となっています。