アメリカのバイデン大統領（写真：AFP/TTXVN）

アメリカのバイデン大統領は24日、犯罪者である議員に年金を支給しないようにする法案など、合計50本の法案に署名しました。また、アメリカ全国の高等教育機関で発生している暴力や死亡事故に対処するため、連邦レベルで初となるいじめ防止基準を制定しました。

さらに、今月に入りバイデン氏は、連邦裁判所の人手不足を解消するために新たな判事66人を任命する法案に拒否権を発動しました。また、連邦政府の死刑囚40人のうち37人を仮釈放なしの終身刑に減刑する決定を発表し、息子のハンター氏に対しては無条件の恩赦を与えました。

バイデン氏は来年1月のトランプ政権への移行を控え、優先事項を積極的に推進しています。すでに議会で承認された資金を国内のインフラプロジェクトやウクライナへの武器供与に充てる計画を進めており、任期を終える前にこれらを完了させようとしています。（ロイター）