（写真：THX/TTXVN）

これは近年、パキスタンで発生している中国の要員や投資に対する一連の暴力事件の最新事例です。

現場の救助隊員によりますと、少なくとも他に７人が負傷しました。爆発で車が炎上し、市内全域に爆発音がとどろいました。

反政府武装勢力「バルチスタン解放軍（ＢＬＡ）」が犯行声明を出し、爆発はパキスタン最大の航空拠点であるジンナー国際空港を出発する中国人エンジニアと投資家の車列を狙った自爆テロだったと述べました。中国大使館によりますと、この攻撃は電力会社の中国人スタッフを乗せた車列を狙ったものでした。

パキスタンの治安当局高官はＣＮＮに対し、自爆テロだったことを確認し、当局が実行犯の経歴を捜査中だと述べました。

パキスタンのシャリフ首相はＸ（旧ツイッター）で、この事件を「強く非難」。「中国指導部と中国国民に心からの哀悼の意」を表明しました。

今回の事案は、今年に入ってから相次いでいるテロ攻撃に続くものです。パキスタン政府はこれらの攻撃を同国と中国との緊密な関係を分断することを狙ったものだと述べています。また来週には中国とロシアが主導する上海協力機構の首脳会議が首都イスラマバードで開催されます。（CNN)