16日夜、ハノイ市人民委員会と祖国戦線委員会は共同で、2024年の「貧困者のための月間」と社会保障プログラムの発足式を行いました。このイベントは、首相の提唱により、実施されている2021年から2025年期の「貧困者のために・誰一人取り残さない」という競争運動に応えるものであり、団結と相互支援の精神をさらに発揮し、市の各機関と協力して貧困者を支援し、貧困削減と社会保障の目標達成に貢献することが狙いです。

ハノイ市祖国戦線委員会のグエン・ラン・フオン委員長（右）

ハノイ市祖国戦線委員会のグエン・ラン・フオン委員長は、今年初めから現在まで、市内の各レベルの祖国戦線が「貧困者のための基金」から410万ドル以上を支出し、困難な状況にある世帯のために、住宅の建設や修繕を支援してきたと明らかにしました。しかし、ハノイ市には依然として、住宅や生産手段の不足に悩み、経済開発のための融資を必要としている貧困世帯や貧困ラインに近い世帯が多く存在し、多くの企業や団体、行政機関、党員および市民のさらなる支援が必要とされています。

フオン委員長は次のように呼びかけました。

（テープ）

「ハノイ市の『貧困者のための基金』運動委員会は、各レベルの機関、企業、団体、慈善家、国外在留ベトナム人、そしてベトナム駐在国際組織に対し、引き続き貧困者を支援し、各レベルの『貧困者のための基金』と社会保障プログラムをサポートしていただけるよう呼びかけます。『誰一人取り残さない』という精神で、共に手を取り合い、貧困者を支援しましょう」

発足式では、慈善家たちから110万ドル相当の義援金が「貧困層のための基金」に寄付されました。なお、ハノイ市の2024年「貧困者のための月間」と社会保障プログラムは、11月18日まで行われます。