シンガポール駐在ベトナム通信社のインタビューに答えた際、シンガポールに所在する東南アジア研究所であるISEAS＝ユソフ・イサーク研究所の専門家レ・ホン・ヒェップ氏は「新型コロナウイルス感染症が複雑に推移している背景の中で行われるベトナムのグエン・スアン・フック国家主席のシンガポール国賓訪問は「両国の外交政策におけるベトナムとシンガポールとの関係の重要性を示している。」と明らかにしました。

ヒェップ氏は「今回のシンガポール訪問にあたり、新型コロナワクチン接種証明書の取得を基礎に作成された両国市民の往来体制に関する合意書が達成される。これは新型コロナ収束後の両国の経済回復に弾みを付けるものとなる」と強調しました。

その他、ヒェップ氏は今回の訪問で両国がデジタル経済、サイバーセキュリティなどの分野においても多くの合意書を締結することへの希望を表明しました。