プーチン氏「次期米大統領と協力」通信社との会見で主張

(VOVWORLD) - プーチン氏はウクライナ支援を続けるアメリカを批判しつつも、2024年11月のアメリカ大統領選について「アメリカ国民が誰を選んでも我々は協力する」と主張しました。
プーチン氏「次期米大統領と協力」通信社との会見で主張 - ảnh 1プーチン大統領(AFP/ TTXVN撮影)

ロシアのプーチン大統領は5日、サンクトペテルブルクで欧米諸国を含む世界の主要通信社と会見を行いました。プーチン氏はウクライナ支援を続けるアメリカを批判しつつも、2024年11月のアメリカ大統領選について「アメリカ国民が誰を選んでも我々は協力する」と主張しました。

国営テレビが会見の内容を放送しました。ロシア大統領府によりますと、プーチン氏はアメリカ大統領選について「私たちにとって最終的な結果はあまり重要ではない」と述べました。トランプ前大統領が返り咲いた場合の対ロシア政策については「政権の優先順位を見なければならない」と対応を見極める考えを示しました。

現在のアメリカのウクライナ支援については「ウクライナ国民のためではなく、アメリカの偉大さや世界におけるリーダーシップを示すためのものだ」と批判しました。

日ロ関係については、日本がウクライナへの支援を続けているため、平和条約交渉を続ける条件がないと述べました。

プーチン氏の北方領土訪問については現時点では計画はないとしつつも、「訪問しない理由はない」とも言及し、将来の訪問の可能性を示唆しました。

ウクライナ侵攻が長期化し、欧米諸国のウクライナへの武器支援が強まる中、プーチン氏は西側諸国を含む主要通信社と会見することで自らの主張を訴える狙いがあるとみられます。

5日の会見にはアメリカのAP通信やイギリスのロイター通信、中国の新華社のほか、ドイツやフランスの通信社、日本の共同通信社の編集幹部が出席しました。カザフスタンやベラルーシなど旧ソ連構成国の通信社も参加しました。(日本経済新聞)

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