ベトナム代表団団長を務めるグエン・ミン・ヴー大使（写真：PV/VOV-Washington）

第79回国連総会の国際法問題委員会（第6委員会）に出席したベトナム代表団団長を務めるグエン・ミン・ヴー大使は、ベトナムが平和、安定、正義を推進するうえでICJの重要な役割を支持し、あらゆるレベルで法の支配を促進するために他国やICJと協力する意向があると強調しました。また、ヴー大使はすべての国が国際法に基づく義務を尊重し、ICJの決定や判決を誠実に履行する必要があると確認しました。

紛争解決について、ヴー大使は、ICJの役割が広く認識されており、同裁判所は紛争の平和的解決を推進し、国家間の友好関係の維持に貢献するよう努力していると述べました。気候変動への即時的な対応、およびさらなる取り組みが求められる中で、ベトナムを含む主要グループの国々は、気候変動に関連する国家の義務について勧告的意見をICJから得るよう国連総会に提案しました。この勧告的意見は、気候変動に関する法的側面を明確にし、温室効果ガスの排出削減を実質的かつ効果的に進めるための基盤となるとされています。