ベトナムとインド、共通ビジョンを掲げ新たな戦略目標へ前進

(VOVWORLD) - 8月1日午後、インドを国賓訪問中のファム・ミン・チン首相は、(ICWA)インド世界問題評議会で講演を行いました。「インド太平洋地域とグローバルな平和、協力、発展のためのベトナム・インド包括的な戦略的パートナーシップの強化」と題したこの講演で、チン首相はベトナムの改革路線について言及しました。
ベトナムとインド、共通ビジョンを掲げ新たな戦略目標へ前進 - ảnh 1講演中のチン首相

チン首相は、ベトナムが実施している6つの政策の中心には、自主・独立と多角化・多様化を掲げた外交政策があると強調し、地域および世界の平和と協力的発展を目指し、信頼できるパートナーであり、責任ある国際社会のメンバーとなることを目標としていると述べました。また、「竹のような外交:強固な根、丈夫な幹、しなやかな枝」という独自の外交方針を紹介しました。

さらに、チン首相はドイモイ(刷新)政策開始から約40年間のベトナムの成果を詳しく説明しました。ベトナムは現在、世界のGDP規模で35位以内、貿易で20位以内に入り、イノベーション指数では46位以内にランクしています。2023年の一人当たりの平均所得は約4300ドルと、ドイモイ開始時の約60倍に成長しました。年平均6.5%以上の経済成長率を維持し、世界的にも高成長国の一つとして認識されています。

今後の展望について、チン首相は6つの重点分野を挙げました。マクロ経済の安定維持、インフレ抑制、成長促進、工業化・近代化の推進、戦略的突破口の創出、経済構造の再編、新旧の成長動力の強化、資源の効果的活用、社会福祉の確保、環境保護、気候変動対策、国防・安全保障の強化、国際統合の推進などが含まれます。

最後に、ベトナム・インドの外交関係について、チン首相は両国関係の明るい展望を「平和な空の下で咲き続ける花」に例え、強い期待を示しました。

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