プーチン大統領と電話会談しているフック国家主席　（写真：VNA)

16日、ベトナムのグエン・スアン・フック国家主席はロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、両国間の全面的・戦略的パートナーシップの強化策や、新型コロナウイルスとの闘いにおける協力方向、国際問題などについて話し合いました。

席上、フック国家主席は、「ベトナムは常に、年後の伝統的友好・協力を重視し、あらゆる分野で協力を強化していきたい意向がある」と再確認しました。また、ロシアがベトナムの新型コロナウイルスとの闘いを支援してきたことや、ロシア在留ベトナム人共同体に便宜を図っていることに感謝しました。

これに対し、プーチン大統領は、「今後も、ロシアはベトナムがパンデミックを制圧するために支援していく」と確約しました。両首脳は、エネルギーや、石油・ガス、国防・安全保障、コロナ収束後の経済回復などの分野で協力を深化させていくことで一致しました。

さらに、国際法に従って海上紛争問題を平和的措置で解決することに合意しました。この機に、プーチン大統領はフック国家主席に対し、「ロシアを早期に訪問するよう」招へいしましたが、フック主席はその招きに応じて、「できるだけ早くロシア訪問を行う」と明らかにするとともに、「早期に、ベトナムでプーチン大統領を迎えたい」と語りました。