ベトナム・イスラエル自由貿易協定 二国間貿易強化の基盤

(VOVWORLD) - 11日、ハノイで、ベトナム・イスラエル自由貿易協定(VIFTA)に関するシンポジウムが開催されました。これは、ベトナム駐在イスラエル大使館、在ベトナム・イスラエル経済通商代表部が、ベトナム商工省およびベトナム商工連盟(VCCI)と連携し、行ったものです。
ベトナム・イスラエル自由貿易協定 二国間貿易強化の基盤 - ảnh 1写真撮影: Gia Thanh

席上、ベトナム商工省のグエン・シン・ニャット・タン副大臣は、ベトナムとイスラエルの関係が着実かつ力強く発展していると評価しました。年初からの11か月間で、両国の貿易額は28億ドルに達し、前年同期と比べ、15%増となっています。両国の主要な輸出品目は競合せず、むしろ相互補完的な関係にあり、ベトナムとイスラエルの貿易協力を促進する条件となっています。

また、ベトナム・イスラエル自由貿易協定は、貿易・投資、観光協力やほかの交流活動を強化する機会を作り出すことが期待されています。グエン・シン・ニャット・タン副大臣は次のように語りました。

(テープ)

「同協定は、両国の多大な努力と決意により、多くの重要分野を網羅するバランスの取れた交渉を経て、締結されました。これは今後、両国間の貿易・投資協力を促進する重要な足がかりとなります。また、二国間貿易の強化や両国の強みを活かした分野での協力促進における重要な基盤ともなり、両国経済の全体的な成長に貢献すると確信しています」

2023年に締結されたVIFTAに基づき、ベトナム側が85%、イスラエル側が92%の関税削減を段階的に実施することにより、二国間貿易額の大幅な増加が期待されています。重点的な協力分野には、農業技術、水資源管理、再生可能エネルギーが含まれています。また、VIFTAは法的障壁を軽減し、投資家により大きな信頼を与えることになります」

 

 

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