席上、双方は、ロジスティック、イノベーション、新しい技術などの分野において連携することや、留学生の交換を強化し、それぞれの国の大学でのベトナム語とブルガリア語の教育をサポートすることで一致しました。フエ議長は、ルメン・ラデフ大統領、およびブルガリアの国民議会と政府が同国在住ベトナム人の生活、学習、労働に好ましい条件を提示し続けるよう希望しています。

一方、ルメン・ラデフ大統領は、地域安全保障に関する課題、とりわけ国際法と国連憲章に則って、あらゆる衝突や紛争を平和措置で解決することに対するベトナムとASEAN東南アジア諸国連合の立場、見解を支持していると確認しました。

これとは別に、同日、フエ議長はブルガリアのニコライ・デンコフ首相と会見しました。席上、双方は、農業や、食品加工、医薬品などの従来からの分野の傍ら、グリーン転換、デジタルトランスフォーメーション、人工知能、公正なエネルギー移行などの分野において協力を拡大することほか、2023年中にベトナム･ブルガリア政府合同委員会第24回会議を開催することで一致しました。

他方、25日夜、フエ議長はベトナム･ブルガリア協力推進に関するフォーラムに出席し、次のように語っています。

（テープ）

「ブルガリアの指導者は、両国の企業が互いの市場、または第3市場に投資を行うための合弁企業の設立を提案しました。ブルガリアは、ベトナムを通して、人口6億5千万人を擁するASEAN市場に投資を行うことが出来ます。逆に、黒海沿岸に位置しているブルガリアとして、ベトナムの企業はブルガリアの企業と連携して、欧州とバルカン諸国に進出できるようになるでしょう。これらは、両国の指導者のアイディアですので、双方の企業がこの協力形式を研究、展開してください」