(VOVWORLD) - 24日午後、ハノイで、ベトナム共産党中央執行委員会第13期会議が2日間の議事日程を終え、閉会しました。
閉会演説でトー・ラム書記長は、党中央執行委員会が政治システムの組織改革の基本方針に同意したと明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「党政治局は、政治システムの組織改革を『革命』と位置づけ、行政の効率性と実効性の抜本的な改善を目指しています。中央は各省庁と地方機関に対し、過去7年間の成果を踏まえ、決議18号から学んだ教訓を活かしながら、新時代の国家と国民のニーズに応えるこの革命の推進を強く求めています。具体的には、政治的な強い意志を持って包括的な施策を推進し、行政システムの質的転換を図るべきです」
経済発展の目標について、トー・ラム書記長は、2025年に8%以上の成長率、2026-2030年の期間における持続的な二桁成長という目標を掲げたほか、中所得国の罠を脱却するために、制度改革の断行、投資環境の抜本的改善、柔軟な財政・金融政策の展開などの戦略的取り組みは必要であると強調しました。
さらに科学技術イノベーション戦略についてトー・ラム書記長は次のように語りました。
(テープ)
「科学技術、イノベーション、デジタル・トランスフォーメーションの飛躍的な発展に関する政治局の決議57号を集中的に実施します。人工知能、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、フォトニクス、インターネット産業、IoT、バイオテクノロジー産業、半導体、新エネルギー、文化産業、エンターテイメント産業など、新たな成長分野を重点的に推進するとともに、宇宙、海洋、地下資源の開発を強化します。これと同時に、5Gの商業化を加速し、6G技術の研究開発を進め、高品質な人材育成を強化し、国外に在留しているベトナム人科学者や専門家を国内に呼び込み、母国での科学技術イノベーションを促進します」
このように語ったトー・ラム書記長は、これらの方針を迅速かつ創造的に実行するよう各機関に強く求めました。