朝鮮 最高人民会議 核・ミサイル開発の具体的な言及なし

(VOVWORLD) - 韓国の専門家からは、トランプ大統領がキム総書記との良好な関係について発言する中で、朝鮮に対する出方を見極めようとしているのではないかとの指摘も出ています。
朝鮮 最高人民会議 核・ミサイル開発の具体的な言及なし - ảnh 1平壌で開催された朝鮮最高人民会議(SPA)の会議全景(写真:KCNA/TTXVN)

朝鮮民主主義人民共和国のメディアは、23日までの2日間、各地の代表からなる最高人民会議が開かれたと伝えましたが、アメリカなどとの外交政策や核・ミサイル開発に関する具体的な言及はありませんでした。韓国の専門家からは、トランプ政権の朝鮮に対する出方を見極めようとしているのではないかとの指摘も出ています。

朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、最高人民会議が23日までの2日間にわたって首都ピョンヤンで開かれたと24日、伝えました。

会議には、パク・テソン首相らが出席し、ことしの予算や憲法の一部改正などが採択され、予算の歳出は前の年に比べ3.8%増え、総額に占める国防費の割合は前の年よりもわずかに減った15.7%としていますが、金額は明らかにしていません。

また、これまでのところキム・ジョンウン(金正恩)総書記の出席は伝えられておらず、トランプ大統領が就任したアメリカなどとの外交政策や、ことし「国防5か年計画」が最後の5年目となる中、核・ミサイル開発についての具体的な言及もありませんでした。

韓国の専門家からは、トランプ大統領がキム総書記との良好な関係について発言する中で、朝鮮に対する出方を見極めようとしているのではないかとの指摘も出ています。(NHK)

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